紅一点×SnowMan⑦ (ページ45)

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松『大丈夫だから。あとでケアする。』

ぼそっと北斗が呟いて後を追いかける。

ん？
どういうことや。

なんで北斗なん？

気になったけど、
時間がなくてそのまま会見の場に向かう。

いざ、会見が始まったんやけど。

全員が良識のある記者ではないって
この時思い知らされたんよね。

記『松雪さんに質問です。男性アイドルの中に女1人でいる気分とはどんな感じなのでしょうか？やはり気分良いものですか？』

は？なんやのあの記者。
ここにテレビクルー入って無かったら、
多分みんな怒ってたと思う。

A『確かに、私は女性1人の状況です。しかし、ここにいるSnowManもSixTONESもみな、1メンバーとして扱ってくれます。そこに性別は関係ありません。これでも女性ファンはふっかさんの数に負けてないと思います。』

深『うぉぉい！確かに、今日Aのうちわ俺より見たけども！』

「あ、俺も！」

目『俺もっす！』

そうノれば、少しピリついた会見の場も笑いに包まれる。

記『松雪さんに質問です。いわゆるハーレム状態ですが、どんなお気持ちですか？また、メンバーと恋愛、なんてことはあるのでしょうか？』

なんやの。偏差値の低い質問ばっかしやがって。

A『先ほども申し上げましたが、ここのメンバーは私を1人の人間として扱ってくれます。なので、気持ちと言われましても。また、恋愛等に関しては、アイドルである以上、公の場でお答えすることは一切ございません。』

「アイドルの鏡やな〜。モテモテ伝説を話してる人とは大違いやわー。」

深『それ俺だろ。』

なんとか切り抜けたけど、俺は結構気分悪かった。

A『ひーくん。私、末のところ行ってくる。』

岩『お、おう。』

Aはそう言うと走り出していて。
A以外のみんなとSixTONESは楽屋に戻る。