紅一点×SnowMan⑦ (ページ43)

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向『おいおいおい！みんなAに絡むなや。びっくりするやんけ。』

西『あー。じーこ！』

向『AはSnowManのやから。ほらみんなあっちにいったいった！』

末『めっちゃマウントとってくるー。』

大『なかなか話せへんから話したいのにー。』

そんな文句を言っている関西勢を尻目に康ちゃんがSnowManのところに連れて行ってくれる。

渡『康二ありがと。』

向『油断したらすぐこうや。』

ラ『はい。』

ラウちゃんが私に向かって両手を出してくる。
ん？分からないけど、とりあえずそこに手を乗せた。

ラ『消毒。手、握られてたでしょ？』

深『うわっ。ラウールあざとっ。』

ニコニコと笑うラウちゃんにみんなも笑ってる。

スタッフ『SnowManとSixTONESお願いします。』

合同で歌う曲のリハが始まるからとステージに向かう。

松『A。』

「ん？」

移動してると北斗が隣に来て、私の名前を呼ぶ。
そしてすぐに私の手を握った。

松『ラウールにも、関西のJr.のやつにも触らせんな。』

そう一言だけ小声で言うと、優吾のとこに向かっていく。
私は少しだけ火照った顔を仰いだ。

リハーサルも無事に終わり、本番直前。
みんな、緊張してるのが伝わってくる。

深『A。』

「ん？」

深『頑張ろうな。』

今日も、これからも。ふっかさんの一言には
そんな気持ちが込められている気がした。

「もちろん。」

岩『円陣組むぞー！』

ひーくんの号令に合わせてSnowManみんなで円陣を組む。

よし、いざ。ステージだ。
私は前を向いて舞台へと向かっていった。